多摩のインバウンドガイドの養成講座募集を開始 新たに国分寺市も参加へ


立川・国立・国分寺による多摩地域インバウンドガイド連絡協議会は18日、令和7年度のインバウンドガイド養成講座の受講生募集を開始した。

多摩・島しょ広域連携活動助成金事業を活用し、今年度から5カ年かけて始まったプロジェクト「多摩地域インバウンド受け入れ拡大のためのガイド人材養成・育成事業」。
国内外の来訪者たちを、おもてなしする「ローカルガイド」を育成し、自身の暮らす多摩地域、またその周辺地域全体の魅力を再認識し、自身の暮らしも豊かになっていく、持続可能な観光地域作りを目指す。
立川市、国立市、立川観光コンベンション協会、国立市観光まちづくり協会からスタートしたが、ここで新たに国分寺市、こくぶんじ観光まちづくり協会も参加。各市の協会らが参加する「まるたまプロジェクト連絡協議会」が委託を受け事業を進め、6年目に自主財源を持った自走可能なプロジェクトを目指していく。

昨年7月募集を開始した所、10代~60代までの多摩地域在住者から309人の申し込みがあり、審査で選ばれた70人ほどが受講。
これまで座学「インバウンドガイド入門講座」の研修や、立川、国立、奥多摩、青梅などで実際に海外の来訪者を受け入れている事業者による実地研修を行い、2月には各ガイドがツアーを考えるワークショップも開く。
今年度の受講生たちは次年度、グループごとに造成したツアーの実踏やモニターツアーなどを経て、実際に販売まで行っていく予定だ。今回募集する2期生も、約半年かけ同様の講座を受講する。

多摩地域インバウンドガイド連絡協議会事務局の立川市総合政策部広報課・石井宏通さんは「開始年度となった昨年度は大変多くのご応募をいただきました。1年間の活動を通して多摩地域でのローカルな通訳ガイドの需要と可能性を実感しています。応募にあたり、必要なのは多摩地域への愛情だけです。是非多くの方に関心をもっていただき、ご応募いただきたいです」と期待を込める。

参加費:無料(実費交通費などは自己負担)
対象:多摩地域在住者 18才~70才。
   ボランティアではなく、将来的に有償ガイドとしての活動を目指す人。
定員:なし(但し応募審査あり)

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