Interview 会員インタビュー

中川 夕香 副会長 「地域の連携生み出す、ハブとなる組織へ」

立川と中川さんの関わりについて

2024年、立川観光コンベンション協会の運営を支える4人の副会長の1人、中川さんに話を聞いた。
1954(昭和29)年、立川で創業した立川徽章を父より受け継ぎ、常務として経営手腕を振るう。
弟でもある現社長と共に「徽章業界全体を盛り上げよう」と、ITを駆使し、業界では珍しいメーカー・小売り側双方の業務を兼ね備えた事業の確立など、新しい取り組みへ革新的な挑戦を続けている

立川での思い出や、これからの立川への期待は?

そんな中川さんにとって立川市への関心が高まる1つのきっかけとなったのが、立川青年会議所との出会いだった。
31才当時、世界70か国と交流する同会議所の事業「JCI国際アカデミー」の存在を知り、兼ねてより海外との交流に関心があった中川さんは、その国際アカデミーが立川で開催されると聞き、即入所を決意。
以降9年に及び同会議所で様々な地域事業に携わり、理事長まで務めた。

「よりよい地域を作る上で、人と人とのつながりがいかに大切かを、深く学んだ」と当時を振り返る。
現在、副会頭として所属する立川商工会議所では、創立70周年に向けて立ち上がった、「10年後の将来ビジョン」を策定する委員会の委員長を務めた。
専門家による具体的な数値、アドバイスなどを元に、3年にわたり委員たちと共に、立川の未来を議論。
昨年70周年を迎え、2033年までを見据えた同会議所のビジョン「ミライをつぎつぎ立ち上げる Innovation Farm TACHIKAWA」を発表した。

「立川は、先駆的で活発な事業者や団体が数多くあるが、それぞれがより一層つながれば、最大限の効果を生み出す」と中川さん。
立川観光コンベンション協会では国内外から来訪者を招き、交流を生み出すMICE推進事業を担う。
「MICEやインバウンドなど、様々な観光事業を進める上で、各所との連携、相互理解が立川の発展には必要不可欠。立川観光コンベンション協会が、そのハブとなる役割を担える様、今後も尽力していきたい」と意気込みを語る。

(取材:高木 誠)

中川 夕香 副会長 「地域の連携生み出す、ハブとなる組織へ」
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