Interview 会員インタビュー

たちかわ楽市企画運営委員会 山田 悠介 委員長 「点と点を結び、線、そして面となった立川一体の施策を」

立川と山田さんの関わりについて

「人と人、地域と地域、都市と都市とを結ぶこと」を目的に毎年11月、国営昭和記念公園で催される「たちかわ楽市」。
立川しみん祭、たちかわ商人祭、立川市農業祭、昭和記念公園イベントの同時開催として開かれる立川の一大イベントで、企画運営委員長を務めるのが山田商事の山田悠介さんだ。
他にもあけぼの商店街振興組合の専務理事、曙町二丁目西町会の副会長なども務め、立川の商店街活性化に尽力する。

千葉県市川市育ちの山田さん。23区内で知的障がい児入所施設に18年勤務し、就労支援B型、放課後等デイサービスの立ち上げ、管理職などを歴任し、結婚を機に15年ほど前に立川に移り住んだ。
「東京都西部では八王子市が最も大きな街と思っていた」が、立川を訪れた際、モノレールが街を横断し、商業ビルが立ち並ぶ栄えた街並みにとても驚いたという。
「当時は昭和記念公園が、立川にあることすら知らなかったんですよ」と山田さんは笑顔で振り返る。

立川での思い出や、これからの立川への期待は?

現在は精肉店を営んでいた義祖父が、昭和55 年に立川北口駅前に建築したビルの不動産賃貸業を営み、多くの来店者で賑わう飲食店ビルとして運営している。
そんな山田さんは、今の立川を俯瞰視し「もっと人を呼べる、潜在的なポテンシャルをまだまだ持っている」と力強く話す。

国営昭和記念公園、大型商業施設など、来訪者は目的地の「点」へと向かい、そのまま帰ってしまうのが立川の現状だ。
「目的地を1 つから、2 つ、3 つと増やすことで回遊性が高まり、滞在時間を長くすることができる。2 倍にも3 倍にもなった人が街を巡り、それが立川のファンを作ることにもつながる」というのが山田さんの目指すビジョンだ。
「点ではなく面で人を呼び込むためには、1 企業や、1 商店街振興組合の取り組みや発想ではできない。立川観光コンベンション協会では、多様な団体や企業、行政と共に、面となって立川に人を呼び込む事業を
行っていきたい」と意気込みを話してくれた。

(取材:高木 誠)

たちかわ楽市企画運営委員会 山田 悠介 委員長 「点と点を結び、線、そして面となった立川一体の施策を」
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